イレギュラーな初診日 1
- kitada mika
- 2020年3月29日
- 読了時間: 1分
更新日:2020年4月21日
たとえば傷病名は違っても「A病がなければB病は発症しなかった」というように傷病同士に相当因果関係がある場合には、複数の傷病を同一と扱う場合があります。
その場合、前発の「A病で初めて受診した日」が初診日となります。
複数の傷病が同一と扱われることが多い具体例
(相当因果関係あり)
糖尿病 ⇒糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症・糖尿病性壊疸(糖尿病性神経障害、糖尿病性動脈閉鎖症)
*「糖尿病性〇〇」であれば、全て「糖尿病」として扱う。
肝炎 ⇒ 肝硬変
結核 ⇒ 聴覚障害(化学療法の副作用)
輸血の必要な手術 ⇒ 肝炎(手術等による輸血)
ステロイド投薬が必要な傷病 ⇒ 大腿骨頭無腐性壊死 (ステロイド投薬による副作用)
*ステロイド投薬が必要な傷病の具体例は、リウマチや呼吸器疾患
事故による傷病・脳血管の傷病 ⇒ 左記傷病による精神障害
*記憶障害や高次脳機能障害など。
肺疾患 ⇒ 呼吸不全(肺疾患の手術ののち)
転移性悪性新生物: がん(はじめてなった部分にかかるもの) ⇒ 転移性悪性新生物: 原発とされるものと組織上 一致、または転移であること
*原発か転移か、はっきりしない場合は医師の見立てが重要。
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